日本人にもチャンス。世界の最難関「ハーバード」の合格率を3倍高める方法 |BEST TiMES(ベストタイムズ)

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日本人にもチャンス。世界の最難関「ハーバード」の合格率を3倍高める方法

世界の名門大学「ハーバード大学」【対策編】

7つの合格要素

(1)高いGPA(高校の成績)
 GPAとは、Grade Point Averageの略で、成績平均値のことです。高校での高成績は、ハーバード大学合格への「必須条件」です。高校の成績が5段階評価でついているとすると、「オール5」を高校の入学から卒業まで一貫してキープする水準の成績が求められます。高校を通じて全てオール5を取ると、あなたのGPAは4.00となります。そしてハーバード大学合格者の殆どが、GPA4.00を持っています。即ち、ハーバード大学に合格したい場合、「高校でオール5をとり続けてください」というアドバイスが成り立ちます。

 オール5ではなくても合格は不可能ではありません。しかし、GPAが下がるほど合格率は格段に落ち、GPA3.75 を切ると、ほぼ絶望的となります。

*参考
オール5を取ると、GPAは4.00になります。
オール4を取ると、GPA は3.20になります。
オール3を取ると、GPAは2.40になります。
  オール2だと GPAは、、、
この位は瞬間的に計算できなければハーバードには入れません。
  *日本の成績数値に 0.8をかけると、アメリカの GPAに換算できます。

(2)高い SATスコア
 SATとは、英語(読・書)・数学からなる、学力テストです。日本でいうセンター試験がイメージ的には近いかもしれません。この SATという学力テストで、高得点を取ることも、ハーバード大学に合格する「必須条件」の一つです。旧式の2400点満点の形式であれば2250点が合格者平均、新式の1600点満点の形式であれば、1540点が合格者平均です。非常に高い数値といえます。複数回受けられるテストですので、早めにテスト対策を始めて、複数回受験する中でスコアを上昇していくことが望まれます。

(3)高い SAT II スコア
 SAT II とは、科目別学力テストで、数学、物理、科学、生物、世界史、アメリカ史、外国語(複数候補あり)といった科目から好きな科目を選び受験します。ハーバード大学では、2科目選び、受験することが求められます。

(4)出願エッセー
 ここまでは「数値」の勝負です。ハーバード大学の出願者は、皆高い数値を持っています。ですので、いま説明してきた数値の要素である(1)~(3)は「必須条件」です。必須条件を満たしている出願者の中で本当の勝負が「数字以外の部分で」始まります。その筆頭の一つが出願エッセーです。あなたはどんな人間で、何に興味があり、どのように社会に変革をもたらせるのか?これを本心で書くことが大事です。ハーバード大学のミッションは、「変革をもたらす学問へのコミット」です。(ハーバードに入って)自分が何を学び、いかに社会に反映させ、社会を変革していくのか?心のうちを書いてみましょう。相手の目に自分がどう写るか? ということではなく、自分がどういう人間なのか?何に興味があり、何を達成したいのか? 本心を書くことが何より大事であり、ハーバード大学側もそれを推奨しています。

(5)学校の先生からの紹介文2通
 所属している学校の先生2人から、紹介文を英語で書いてもらいそれを提出します。出願エッセーと併せて、紹介文はあなたを様々な角度から、包括的に審査官に分かってもらうための大事な文書です。注意したいのは「べた褒め」は望ましくないということです。熱意のある且つ客観的な評価を文字にしてもらい、提出します。合格率を上げるコツとして、それぞれ科目の違う先生二人から書いてもらいましょう。

(6)課外活動の実績
 課外活動とは、「学校のクラス以外」で行う活動です。例えばボランティア活動、ボーイ・ガールスカウト、社会活動などです。例えば「私は環境学の専攻希望です」という出願者がいて、何も環境に関する活動を行っていない出願者と、そうした活動に意欲的に取り組んでいる出願者がいれば、他の条件が同じであれば必ず後者が合格するでしょう。これは一例ですが、いかに課外活動に取り組んでいるか?というのはハーバード大学合格にとって非常に重要な要素です。
(7)リーダーシップの経験
 クラブ活動でも、生徒会でも、課外活動でも何でもかまいません。リーダーシップの経験があるというのは非常に強い武器になります。思い出してください。ハーバード大学のミッションの一節にこうあります「社会のために、市民と市民リーダーに教育を行うこと」。ハーバード大学は社会に変革をもたらすリーダーの育成を精力的に行っています。学校のクラスだけではなく、課外活動に取り組み、リーダーシップの経験をつみましょう。

 これらの要素が総合的に判断され、合否が決まります。確認ですが、(1)(2)は必須条件です。(6)も事実上必須です。

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山内 勇樹

やまうち ゆうき

株式会社Sapiens Sapiens代表取締役。留学コンサルタント。1980年長崎生まれ、広島育ち。高校時代は体育高校で偏差値39だったが、高校卒業後アメリカ・カリフォルニア州に渡米。公立短大であるLong Beach City Collegeへ入学後、編入でUCLAに入学、卒業。脳神経科(Neuroscience Major)専攻。2006年より、日本にて、留学サポート・英語指導に関するサービスを提供。英語力はTOEIC990点満点、TOEIC SW400点満点。Sapiens SapiensHP:http://sapiens-sapiens.com/



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